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コロナ禍でデジタルサービスの需要が急速に高まる中、従来の広告チャネルへの支出を減らす一方、SNSへの投資を強化した企業は多い。単に投資額が増えただけでなく、そこから得られるリターンも増加している。コロナ後もSNSを最大限に活用し、ブランドと顧客をつなげる存在であり続けるために、CMOは何をすべきなのか。本稿では、そのための10のポイントを紹介する。


 新型コロナウイルス感染症を踏まえて特別に実施したCMO(最高マーケティング責任者)へのアンケート調査から、コロナ期間中のマーケティングにおいて、SNSは非常に重要となっていることが判明した。

 調査結果によれば、マーケティング予算に占めるSNSへの支出は2020年2月の13.3%から同年6月には23.2%と、74%増加した。一方、従来型の広告への支出は減少が見込まれる。CMOらは、今後の12カ月で従来の広告チャネルへの支出を5.3%減らすと見積もっている。