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行動力があって誰とでも気軽にコミュニケーションが取れる人を見ると、うらやましいと思うかもしれない。とりわけ、そうした外向的な特性が重視されているビジネスの世界では、内向的な人は自分には向いていないと最初から多くを諦めてしまいがちだ。だが、実際にコミュニケーションを取り、人間関係を構築するには、外向的な人より内向的な人のほうが有利になる可能性があると筆者らは主張する。本稿では、内向的な人が生まれ持つ能力について説明したうえで、外向的な人が活躍する業界で必要とされる社会的スキルをどう習得すべきか論じる。


 次の文章が、自分に当てはまるか考えてみてほしい。

・上司へのコメントは口頭でなくメールで伝えるほうだ。
・大勢と一緒にいると、非常に疲れる。ソファに寝転がって、くつろいでいるほうが好きだ。
・チームメンバーとのブレインストーミングよりも、一人で静かに考えるほうが、エネルギーが湧いてくる。
・人と一緒にいるのが嫌なわけではない。ただ、一人で仕事をするほうが楽しい。