HBR Staff

オンラインワークへの移行によって長時間労働が蔓延し、私たちは慢性的なストレスを感じ、孤独にさいなまれ、いつ燃え尽きてもおかしくない状況にある。再び仕事に喜びを見出し、同僚とつながりを取り戻すには、オンライン環境でマインドフルネスを育むことが欠かせないと、筆者らは指摘する。しかし、物理的な距離があるにもかかわらず、目の前の瞬間に意識を集中させて、バーチャルな会議、出席者、チームとともに自分がいま存在することをどう示せばよいのだろうか。本稿では、在宅勤務をしながらでも可能なマインドフルネスの実践方法を紹介する。


 オンラインワークによって、私たちのエネルギーとレジリエンス(再起力)が枯渇しているのは、何ら驚きではない。

 私たちの多くが、これまでよりも長時間働き慢性的なストレスを抱え、かつてないレベルでバーンアウト(燃え尽き症候群)を起こしているというエビデンスがある。同時に、私たちは社会的なつながりを切望し、それを失い、時には自分が孤独であることに深い悲嘆と絶望を感じている。