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政府だけでなく、世界中の企業や投資家がビジネスのサステナビリティ(持続可能性)向上を目指して、さまざまな取り組みを実施している。ただし、グリーン経済の実現という壮大な目標を達成するためには、解決すべき問題がある。再生プラスチックや電気自動車の製造など、何をするにも資源が必要だが、それらが大幅に不足しているのだ。筆者らは、企業が資源不足の解消に挑むことは、よりよい未来に貢献するだけでなく、自社の競争力を高めるという。


 近年、サステナビリティ(持続可能性)をめぐる競争が活発だ。世界中の企業、投資家、政府が、みずからの行動の環境と社会に対する悪影響を減らすことを目指して、野心的な約束をしている。

 しかし、そこには一つ問題がある。新しいソリューションが普及すると、そのために必要な資源やインフラや人材がどうしても不足するのだ。