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成功すれば自信が芽生え、プレッシャーに対する耐性が高まると思われているが、現実にはそこまで単純ではない。成功するほど寄せられる期待が大きくなるので、重圧はますます高まり、そのままでは心身の健康を害する危険性もある。大きなプレッシャーを感じながら働くスターパフォーマを、リーダーはどうすれば支援できるのか。


 成功すれば自信が生まれ、自信があればプレッシャーに耐えられるようになる。

 一般的にはそう思われているが、最近の米国体操選手シモーネ・バイルズやテニスプレイヤーの大坂なおみの例が示すように、話はそれほど単純ではない。成功は確かに自信を生む一方で、知名度が上がり、寄せられる期待が大きくなって、次第にプレッシャーが健康を害するレベルにまで高まってしまう。