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上司が自分の立場を利用して、部下を貶めたり、失敗するように仕向けたり、あるいは否定的なつくり話を上層部に吹聴して本人に問題があると思い込ませたりする。このようなガスライティングは、心理的虐待の一種だ。実際にリーダーが現場を目撃することは稀かもしれないが、そのような問題が起きている兆候を見つけたり、被害を受けた本人から訴えがあったりした場合には、すぐに行動しなくてはならない。マネジャーが従業員にガスライティングを行っている疑いがある場合に、リーダーが取るべき5つの行動を紹介する。


「あなたが経営会議を欠席されたのは残念でした」と、エグゼクティブ・バイスプレジデントがメッセージをくれた。「あなたの上司から素晴らしい提案を受けました。あなたは予定が合わずにプレゼンできなかったと彼から聞きました。近いうちにまた話しましょう」

 その上司は、私が何週間もかけてまとめた提案だから、当然私が発表すべきだと、直近の1対1のミーティングで熱心に勧めていた。私は会議の詳細を送ってもらえるように依頼し、その後メールやメッセージを入念に確認したが、返信はなかった。彼はそのまま、私抜きで提案をプレゼンしたのだ。