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仕事にパーパスを見出して情熱的に取り組めている従業員は、給与のために働いている従業員と比べて、職務満足度や人生の満足度が高い。ただし、だからといって彼らが優れたパフォーマンスを上げているとは限らない。部下が仕事に取り組む動機や姿勢を重視しすぎると、昇給や昇進に足る十分な成果を上げている人材が適切に評価されないおそれがある。


「好きなことを仕事にすれば、一生働かなくて済む」という言葉がある。それが本当かどうかはさておき、仕事の使命を見つけることが至高の目標になっているのは理由がある。

 個人的な達成感を得て、世界をよりよい場所にするために働く人、つまり「使命志向」の従業員は、主に金銭のために働く「職務志向」の従業員よりも職務満足度や人生の満足度が高く、成功を実感できていることが、調査明らかになっているからだ。