
Stephen Swintek/Getty Images
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部下のパフォーマンスを改善するために、上司からのフィードバックを取り入れる企業は多い。しかし、その内容がポジティブであれネガティブであれ、フィードバックが目標達成につながることはめったにない。本稿ではその理由を明らかにするとともに、部下の成長を促し、パフォーマンス向上を実現する4つのステップを紹介する。
筆者らのクライアントの投資銀行内で2000人を擁するIT部門は、離職率の急増という問題を抱えていた。従業員たちへのインタビューで、筆者らは次のような言葉を何度も耳にした。「私のキャリアについて相談しやすい相手は、自分の上司よりもヘッドハンターです」
そこで、同部門はフィードバックのキャンペーンを始めた。コンサルティング会社に100万ドル以上を支払い、カスタマイズされた緻密なコンピテンシーモデルを開発した。従業員の業績を(関連する数十のコンピテンシーに基づいて)評価し、能力の不足部分と向上機会についてフィードバックを提供するために、マネジャーらは訓練を受けた。