
shaunl/Getty Images
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新型コロナウイルス感染症のパンデミックや地政学リスクの高まりなどを受けて、グローバルサプライチェーンの脆弱性が明らかになり始めている。サプライチェーンの再編が求められることは確かだが、単純にローカライゼーションを進めても問題は解決しない。本稿では、グローバルサプライチェーンを見直す際、経営陣が考慮すべき4つのポイントを提示する。
従来、サプライチェーン担当マネジャーの焦点は調達に当てられてきた。すなわち、材料や資源が付加価値をもたらす段階を経て、最終的な製品・サービスとなって顧客に届けられるまで、それら一連のフローの管理である。
ところが、新型コロナウイルス感染症のパンデミック、温室効果ガスの削減という新たな緊急課題、地政学、そしてウクライナでの戦争によって生じた幾多のショックにより、グローバルサプライチェーンの脆弱性が最大の懸念事項となった。