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パンデミックの発生から2年が経過する中、従業員の働き方をどう変えるべきか、オフィスのあり方をどのように見直すべきかと、多くの企業が頭を抱えている。従業員が望む働き方を安易に採用すれば、事業運営に支障をきたす可能性がある。本稿では、会社の「規模」と「成長方位」という2軸に基づき、4つのタイプの職場形態を紹介する。


 新型コロナウイルス感染症のパンデミックが始まって2年が経過したいま、従業員がどこで、どのように働き、いかにコラボレーションするかについて、リーダーが再考すべき時期を迎えている。従業員をオフィスに呼び戻すべきか、リモートワークを続けるべきか。それとも、まったく新しい働き方を模索すべきタイミングなのか。

 現在、大手メディアを中心に展開されている議論には、あるシンプルな視点が抜け落ちている。それは、マネジャーは組織のビジネスニーズに合わせて職場環境を調整する必要があり、そこに唯一の正解は存在しないということだ。