
Juan Moyano/Stocksy
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チームの創造性を高めるために、企業はさまざまなトレーニングを実施している。しかし、その取り組みのほとんどがうまくいかないか、むしろ創造性を阻害することさえある。論理ではなく非論理で考えるよう促し、チームに創造性を発揮してもらうためには、ブレインストーミングに代表される既存の方法論に頼るべきではない。本稿では、筆者が提唱する手法を実践するための3つのポイントを紹介する。
規模やセクターを問わず、ほぼすべての企業がホワイトボードを使ったブレインストーミングやデザイン思考など、創造性(クリエイティビティ)に関するトレーニングを導入している。いまや10億ドル規模の産業だが、それも当然だ。創造性はイノベーションと起業家精神の主要なエンジンであり、レジリエンスの重要なドライバーなのだ。
ただし、問題がある。このようなトレーニングが機能していないのだ。それどころか、専門家のバイアスや偽りのイノベーションをはびこらせている。一時的に士気を高めることはできても、長期的に燃え尽き症候群(バーンアウト)を軽減する効果はほとんどない。研究が示す通り、創造性のトレーニングは概して、最良の場合でも不適切、最悪の場合は逆効果になっている。