
David Malan/Getty Images
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スタートアップが成功を収めるうえで、共同創業者の存在は欠かせないと言われている。創業者が単独で事業を興すことは失敗につながるとされ、単独創業の企業に対する出資を奨励しないベンチャーキャピタルやインキュベーターさえある。一方で、アマゾン・ドットコム、デル、イーベイ、タンブラーをはじめ、単独創業によって大きな成功を収めている企業も多い。筆者らの調査により、彼らは共同創業者ではなく、起業の初期段階において中心的な役割を果たす「共同クリエイター」(共同創造者)の支援を得ていたことがわかった。本稿では、単独創業を実質的に支援する3つのタイプの共同クリエイターについて論じる。
スタートアップの創業者が直面する最初の、そして最も重要な決断の一つは「自分一人でやるか、共同創業者を見つけるか」というものだ。
業界のベテラン起業家の多くは、単独創業は失敗のもとだと主張し、ベンチャーキャピタルやインキュベーターの中には、単独創業の企業に対する出資を明確に推奨しないところもある。しかし、共同創業者を見つけることは本当に、起業の成功につながる唯一の道なのだろうか。