Yaroslav Danylchenko/Stocksy

多くのリーダーや企業が、社員に過剰な要求をしていることは間違いない。一方で、社員や顧客の情熱や才能を無駄にしてはいないだろうか。リーダーは、規定の職務内容や従来のビジネス関係の外にあるスキルや経験に、目を向けているだろうか。本稿では具体例を交えて、組織の内外を問わず誰がどのように貢献するかについて、リーダーは考え方を改める必要があると指摘する。

 

多くの人に多面的に貢献してもらう

　不安が蔓延し、人材不足のこの時代、多くのリーダーや企業が社員に過剰な要求をしていることは間違いない。職務の遂行に対して、不健全で持続不可能と感じられるようなプレッシャーを与えている。