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「突然の失業」は、心に大きな傷を残す。解雇やレイオフ、あるいは何らかの理由で会社を辞めざるをえない時には、悲嘆や喪失感、あるいは怒りや孤独、絶望といった感情に飲み込まれ、自分が何をすべきかわからなくなることさえもあるだろう。このような苦しみの中で、次のステップを踏み出すには、傷ついた心を癒し、自分自身のパーパスと再びつながることが欠かせない。本稿では、新たな未来に進むための5つのヒントを紹介する。

突然の失業は珍しくない

 マイクは20年以上、管理職として活躍し、問題を抱えた部署を効率的で品質志向の部門に変えてきた。ところが、経営陣の入れ替わりとともに会社のビジョンも変わり、不正や不信、裏切り行為が横行しているのを目の当たりにした。マイクは、安全性と品質を犠牲にしたコスト削減の方針に反対の声を上げ続けたが、やがて「あなたはもう必要ない」と引導を渡された。

 残念ながら、マイクの経験はけっして珍しいものではない。「突然の失業」は、さまざまな場合に起こりうる。解雇やレイオフ、または辞めるしか方法がない時(たとえば、組織内の倫理違反に加担したくないと思った時)、組織内で別の職種に異動させられた時、燃え尽きて退職を決断した時などだ。

 理由にかかわらず、突然、職を失うことは、精神的なダメージを受ける。マイクは仕事で成功するために懸命に働き、キャリアの数十年をこの会社に捧げてきたのだ。彼は胸をえぐられるような悲嘆、そして怒りや裏切り、孤独、恥ずかしさ、絶望といった感情と向き合わなければならなかった。

 これらの感情は特に、ある程度の地位や収入レベルに達した人、家計を担う責任のある人、あるいは仕事が自分の道徳的価値を示す本質的な指標になっている人には、手に負えないほど強く、コントロールができないと感じることさえある。また、この「強いられた変化」によって日常生活が乱れ、不健康な対処法が習慣化し、パートナーとの関係がぎくしゃくする人もいる。

 一連の苦しみの中で、精神的に明晰さを取り戻し、健全かつ生産的に次のステップを踏み出すには、周囲に助けを求めることが欠かせない。あなたが心身ともに完全な状態で、自分自身のパーパスと再びつながり、この状況を乗り越え、そして何より心の傷を癒すために、以下のヒントを役立ててほしい。