
-
Xでシェア
-
Facebookでシェア
-
LINEでシェア
-
LinkedInでシェア
-
記事をクリップ
-
記事を印刷
デジタル・トランスフォーメーション(DX)を実現し、そこから成果を得るためには、これまでにはなかったユーザーやライバル企業との協働が求められる。そこでは、従来の境界を越えて信頼関係を構築し、具体的に連動する必要がある。境界に縛られない発想ができる人こそ、DXが実現する新時代に不可欠な変革の担い手なのである。
境界に囚われないマインドセットがDXを進める
企業のデジタル・トランスフォーメーション(DX)は新たな製品やプロセス、サービスを生み出すが、それを実現するために企業は、以前であれば不可能だった方法で情報や資産を共有し合う必要がある。たとえば、デジタル化されたサービスでは、倉庫スペースなどの物理的な資産を、競合他社と共有する必要が生じるかもしれない。
これはつまり、企業がサプライチェーン上のほかの事業者との関係を構築・管理する方法を変更し、新たなタイプの連携や合意を促進する必要があるということだ。また、アカウントマネジャーやサプライマネジャーといった関係構築の責任者が「境界に囚われないマインドセット」に切り替え、組織の壁を越えたコラボレーションや実験を行ったり、信頼を構築したりする必要もある。