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自社の存在理由を追求し、社会に対するインパクトを明確に示そうと「パーパスステートメント」の作成に力を入れている企業は少なくない。そもそもパーパスとは、自社のステークホルダーに何かを提供するものでなくてはならない。だが、それらが測定可能でなければ、成果を具体的に示すことはできず、ステークホルダーから信頼を得ることも難しい。本稿では、自社にとってのステークホルダーを改めて特定したうえで、それぞれのステークホルダーに与えるインパクトを測定するために、企業は何をすべきかを論じる。

「パーパスステートメント」作成時の留意点

 今日、世界中の企業が自社の存在理由や社会へのインパクトを明確にすることに熱心に取り組み、多くの企業が「パーパスステートメント」の作成に力を入れている。