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職場での友情の構築や、チームメンバー間の有意義なつながりは、大きな成果をもたらす。しかしこれまではそのようなつながりの構築の多くが、偶然に行われてきた。本稿では、リーダーが戦略的にチームのつながりを強化すべきと説く。そして、そのための具体的な取り組みを3つ提示する。

リーダーがチームのつながりを強化するための3つの戦略

 一見したところ、職場の友人関係は些細なものに見える。生産性や効率、収益性といった従来の組織目標とは明らかに異なる「あったらよい」ものだ。

 これほど真実とかけ離れた思い込みはない。有意義な職場でのつながりは人間の基本的な心理的欲求である帰属意識を満たす。そのことが、高業績チームの中核となる成果を多くもたらすことは、さまざまな研究で明らかになっている。