海爾、TCL、聯想、華為など、中国発の国際企業の台頭が著しい。生産コストの低さ、旺盛な起業家精神を武器に、グローバル・ニッチを狙い、またたく間に成長を遂げた。しかし、いまだ中国企業を軽視する人は後を絶たない。まるで1980年代の日本企業の台頭を侮ったがごとく――。現在躍進中の中国企業、特に市営企業は、大きく四つの類型に分けられる。それらは中国ならではの発展形であり、今後強力なライバルとして立ちはだかる予感を与える存在である。