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紙文化の組織をデジタル化する
編集部(以下色文字):2019年にヤフーの会長を退任後、東京都の参与、そして副知事になられました。なぜ活躍の場を民間企業から行政へ移そうと思われたのですか。
宮坂(以下略):前職の営業で、小池(百合子・東京都)知事を訪ねたことがきっかけです。当時、私が暗号資産に興味を持ったこともあって、東京都でも暗号資産を発行しませんかと営業に出向いたのです。すると、知事がその提案を気に入り、「それなら都庁に入ってやりませんか」と誘ってくれました。
もともと、新しい仕事をするのが好きな人間で、約25年前にインターネットの世界に飛び込んだのも自然なことでした。ですが、ヤフーでは企業が成長するにつれて仕事のプロセスが確立されてしまい、計画的に仕事を進めなければならなくなりました。創業期のように衝動的に動くことが難しくなり、どこか居場所がなくなったように感じていました。