
HBR Staff; Library of Congress, Prints & Photographs Division, photograph by Harris & Ewing, [reproduction number, e.g., LC-USZ62-123456]; Library of Congress, Prints & Photographs Division, photograph by Bernard Gotfryd, [Reproduction number e.g., LC-USZ62-123456]; Library of Congress, Prints & Photographs Division, [reproduction number, e.g., [LC-F82-1234]
-
Xでシェア
-
Facebookでシェア
-
LINEでシェア
-
LinkedInでシェア
-
記事をクリップ
-
記事を印刷
サマリー:米国大統領は、人生で最も重要な仕事を退任した後に、どのような人生を歩んでいるのだろうか。彼らの「第二の人生」を知ることは、キャリアや人生の新たな段階を考えるシニアエグゼクティブにとって大いに参考になる... もっと見るだろう。本稿では、7人の元大統領が退任後に選択した道と、それらがどのような意味合いを持つのか紹介する。 閉じる
人生で最も重要な仕事を終えたら何をするか
米国大統領という立場を退任することほど、大きな「キャリアチェンジ」はないだろう。たいていの大統領は、偉業を成し遂げるための時間が限られていることを知っている。だが、その頂点に上り詰めるために、仕事人生のすべてを捧げてきた彼らも、退任して一般市民に戻った際の計画を立てていないことが多い。人生で最も重要な仕事を終えた後、何をすればよいのだろうか。
企業経営者やビジネスリーダーだった人なら誰でも知っているように、この問いは米国大統領だけが直面する問いではない。仕事でも人生でも最も難しい問いの一つ、すなわち「次は何をするか」を考え始めた時、歴代米国大統領の「第二の人生」が参考になるかもしれない。本稿では、キャリアや人生の新たな段階で何ができるかを考えているシニアエグゼクティブのために、7人の元米国大統領が退任後にたどった道と、それが具体的にどのような選択肢を意味するのかを紹介したい。
1. トーマス・ジェファーソン:大学を創設
米国建国の父の一人であるトーマス・ジェファーソンは、独立宣言の骨子をつくり、1812年の米英戦争で多くの蔵書を失った議会図書館に寄付をし、バージニア州モンティチェロに広大な敷地の邸宅をつくるなど、生涯にわたり重要なものを創設した。