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新しい上司の登場を、新しい仕事の始まりと捉えよ
あなたは何年もの間、献身的なチームプレーヤーとして働いてきた。組織の上下に及ぶ素晴らしい人脈を持つ有望な社員だ。ところがそこへ突然新しい上司が現れ、それまで好きだった仕事のすべてが苦悩と不満の源に変わってしまった。
「新しい上司に自分の世界を狂わされることがあります」とキャリアストーン・グループの社長で、Managing Up(未訳)の著者であるメアリー・アバジェイは言う。「あなたは、いままでと違うマネジメントスタイルや人間性に適応するしかありませんが、その人がマイクロマネジャーだったり、以前の上司ほどフレンドリーでなかったり、優先事項が違ったりすると大変です。一からのスタートです」
その変化があなたの同意したものではないとしても、新たな日常で成功するためには、それに適応するしかない、と組織心理学者でボストン大学クエストロムスクール・オブ・ビジネス教授のコニー・ヌーナン・ハドリーは言う。最初にすべきことは、気持ちを切り替えることだ。「過去にこだわったり、昔を懐かしんだりするのではなく、この状況を学びの機会として捉えるようにしましょう」とハドリーは言う。結局のところ、上司が変わったということは、基本的に「新しい仕事が始まった」ということなのだ。
では、新しい上司のせいであらゆることが大変になったと感じる中、どのように自分を取り戻し、再び達成感を得られるようにすればよいのだろうか。本稿では、専門家のアドバイスを紹介しよう。
ポジティブに考える
以前の上司ややり方が恋しくなるのは当然だ。だが現実として、仕事で変化は避けられない。「何も変わらないことを期待するのは、思い込みであり傲慢です」とハドリーは言う。この変化に対応するために、内省することを勧めている。