転職活動が長期間うまくいかない時、試すべき8つの行動
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サマリー:転職活動の初期はわくわくするが、履歴書の空白期間が長くなると誰しも不安になるものだ。専門家によると、1年以内の空白期間は問題ではない。ただし、スキルをたえず磨き続けることが重要であり、特に新しい分野に... もっと見る挑戦する場合は注意が必要になる。本稿では、履歴書の空白期間において、具体的にどのような活動をすればモチベーションを失わず、転職を成功させられるのかを解説する。 閉じる

最初の高揚感がしぼみ、次のキャリアが遠く感じたら

 転職すると決心した時、きっとわくわくした気分になったことだろう。だがやがて求職活動が実りなく気の滅入る苦行となり、日に日に履歴書の空白期間が長くなってきた時は、何をすべきだろうか。どうすれば、言いわけをしたりせず、長く仕事から離れている状況に対処できるだろうか。また、どうすれば、挫折してもモチベーションを失わず、決意を固く保てるだろうか。

専門家の意見

 一つ、はっきりさせておこう。履歴書の空白期間が1年以内なら、一般に危険信号とは受け取られない。「特にコロナ禍以降、雇用者は求人市場が不安定であることを理解しています」と、キャリアコーチで履歴書コンサルタントのトリスタン・レイフィールドは言う。ただし、スキルはたえず実践し磨かなければならないので、雇用者は長期にわたる空白期間について慎重になる傾向がある。あなたが別の分野に飛び込もうとする時、これは特に問題になる。

 この移行期をうまく乗り切るためには、「新たなキャリアにふさわしくなる」ことに注力するのが大切だと、Wanted → New Career: The Definitive Playbook for Transitioning to a New Career or Finding Your Dream Job(未訳)の著者、マーロ・ライオンズは助言する。たとえば、新しいスキルを習得する、業界の人脈を開拓する、関連のある経験を積む、などである。こうした段階を踏むと、履歴書の空白期間があまり目立たなくなるばかりか、より魅力的な採用候補者になることができる。

 最初の高揚感がしぼみ、新しいキャリアへの距離が(言うまでもなく仕事のオファーも)遠く感じられるようになったら、次の戦略を試してほしい。