愛される仕事の3つの条件
サマリー:予定がぎっしり詰まった慌ただしい日々の中で、学習に時間を割くことは意外と難しい。そんな毎日を過ごす中でも1日1ページめくるだけで、自身を問い直し、重点課題を見つけ、あなたが成長するきっかけを与えてくれる... もっと見るのが、書籍『リーダーを支える365の言葉』だ。本連載では、同書から珠玉の一節をご紹介していく。今回は、ADPリサーチ・インスティテュートの人材・パフォーマンス部門長であるマーカス・バッキンガムが、誰もが仕事を愛するような職場づくりに向けた3つの原則を説いた論文「従業員が仕事に愛情を持てる職場をつくる」の一節を紹介する。 閉じる

 予定がぎっしり詰まった慌ただしい日々の中で、学習に時間を割くことは意外と難しい。そんな毎日を過ごす中でも1日1ページめくるだけで、自身を問い直し、重点課題を見つけ、あなたが成長するきっかけを与えてくれるのが、書籍『ハーバード・ビジネス・レビューが贈る リーダーを支える365の言葉』だ。本連載では、同書から珠玉の一節をご紹介していく。

 今回は、ADPリサーチ・インスティテュートの人材・パフォーマンス部門長であるマーカス・バッキンガムが、誰もが仕事を愛するような職場づくりに向けた3つの原則を説いた論文「従業員が仕事に愛情を持てる職場をつくる」の一節を紹介する。

愛される仕事の3つの条件

 誰もが仕事に愛情を持てるような職場をつくる、それはすなわち、すべての事業活動において、以下の3つの行動原理を取り入れることである。

 従業員こそが要である:組織にとって最も重要なステークホルダーは、顧客や株主ではなく従業員である。

 十人十色である:従業員は一人ひとり、独自の興味、愛情を向ける対象、能力を持つ固有の存在である。

 信頼が成長の糧である:従業員が仕事への愛情を見つけ、それを仕事に注ぎ込めるよう、リーダーは明示的に、信頼をすべての実践と方針の基礎に置かなければならない

「従業員が仕事に愛情を持てる職場をつくる」
マーカス・バッキンガム

参考論文「従業員が仕事に愛情を持てる職場をつくる」とは

 退職者数が記録的な水準に達し、経済のあらゆるセクターが欠員の補充に苦慮している。端的に述べて、仕事は私たちに満足をもたらしていない。そしてパンデミックは、従来の苦痛に加えていっそうの重圧をもたらしており、エンゲージメントとレジリエンスは過去最低の水準にまで落ち込んだ。現在の趨勢を断ち切って、最高の人材を引き寄せつなぎ留めるには、仕事の中身そのものへの愛情が必要である。

 論文「従業員が仕事に愛情を持てる職場をつくる」では、ADPリサーチ・インスティテュートの人材・パフォーマンス部門長であるマーカス・バッキンガムが、誰もが仕事を愛するような職場づくりに向けた3つの原則を紹介している。

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