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予定がぎっしり詰まった慌ただしい日々の中で、学習に時間を割くことは意外と難しい。そんな毎日を過ごす中でも1日1ページめくるだけで、自身を問い直し、重点課題を見つけ、あなたが成長するきっかけを与えてくれるのが、書籍『ハーバード・ビジネス・レビューが贈る リーダーを支える365の言葉』だ。本連載では、同書から珠玉の一節をご紹介していく。
今回は、ハーバード大学上級研究員のリサ B. クワンが、行き詰まる前からコラボレーションの死角となる3つの要因について解説した論文「なぜ部門横断型プロジェクトは失敗するのか」の一節を紹介する。
コラボレーションを妨げるもの
社内連携プロジェクトを計画する際の主な検討項目といえば、必要な手続きやプロセス、インセンティブや目指す成果だろうか。それはもちろん正しいが、プロジェクトを命じられた部門がそれをどう受け止めるかも、忘れずに考えなくてはならない。特に、チームへの要求として、部門間の壁を取り払い、情報を共有し、自主性を放棄し、リソースを分割し、部署を定義する責任領域さえも譲るよう指示をする場合はなおさらだ。チームに不安を与え、防御行動を誘発する可能性もある。
部門横断的なプロジェクトを行う際、どうすればチームに脅威を与えずに済むだろうか。
「なぜ部門横断型プロジェクトは失敗するのか」
リサ B. クワン
参考論文「なぜ部門横断型プロジェクトは失敗するのか」とは
新しい製品・サービスを出すうえで、部門横断型プロジェクトがその成否を握ることは言うまでもないが、往々にしてうまくいかないものだ。なぜなら、経営陣が社内連携(コラボレーション)を促そうにも、各部門が自分たちの権限や責任範囲、リソースなどの「領地」(テリトリー)を守ろうと抵抗するからだ。
だが、筆者であるハーバード大学 上級研究員のリサ B. クワンは、そうしたプロジェクトが行き詰まっても落胆してはならないと説く。連携先の部門の脅威を明らかにし、その脅威を最小化するための策を講じれば、プロジェクトの復活は可能だ。
論文「なぜ部門横断型プロジェクトは失敗するのか」では、行き詰まる前からコラボレーションの死角となる3つの要因について解説している。
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[訳]DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー編集部
[内容紹介]世界のリーダーが一歩先を見通すために読んでいる有数のマネジメント誌『ハーバード・ビジネス・レビュー』から、時に頭を揺さぶり、時に心の拠り所となる、至高の金言を厳選。従業員エンゲージメント、生産性、心理的安全性、信頼性など、リーダーやリーダーを目指す人にとって最も重要なトピックをこの1冊に凝縮。
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