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予定がぎっしり詰まった慌ただしい日々の中で、学習に時間を割くことは意外と難しい。そんな毎日を過ごす中でも1日1ページめくるだけで、自身を問い直し、重点課題を見つけ、あなたが成長するきっかけを与えてくれるのが、書籍『ハーバード・ビジネス・レビューが贈る リーダーを支える365の言葉』だ。本連載では、同書から珠玉の一節をご紹介していく。
今回は、バージニア大学ダーデンスクール・オブ・ビジネス准教授であるローラ・モーガン・ロバーツが、企業が4つの自由を追求するための具体的な方策を示した論文「DEIを推進する企業は4つの『自由』を追求すべきである」の一節を紹介する。
DEIを諦めない
DEI(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)の目標を長期的に維持するのは、簡単なことではない。社内の圧力(予算不足や優先順位の低さ)もあれば、社外の圧力(経済の不確実性、政治的対立)もある。推進派と批判派を一つにまとめるには、「すべての労働者が活躍できる環境をつくる」という大きな目標を掲げ、注力することだ。従業員が全人格を持ち込める職場をつくるには、4つの自由を育む必要がある。
・ありのままの自分でいられる自由。
・学び、成長し、なりたい自分になる自由。
・時には周囲に埋没する自由。
・失敗し、自分自身とチームに気づきを与える自由。
4つの自由をチームに根づかせるために、何ができるだろうか。
「DEIを推進する企業は4つの『自由』を追求すべきである」
ローラ・モーガン・ロバーツ
参考論文「DEIを推進する企業は4つの『自由』を追求すべきである」とは
世界中の組織がDEI(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)を推進してきたが、経済の不確実性が高まり、企業がコスト削減を進める中、その取り組みは失速しつつある。しかし、多くの従業員がさまざまなストレスを抱えながら働き、なかでも有色人種や女性や障害者など歴史的に疎外されてきた人たちのエンゲージメントが低下している点を考慮すれば、足踏みは許されない。
人種や性別や障害の有無を問わず、誰もが活躍できる環境を構築するために、企業は4つの「自由」を追求すべきだと、バージニア大学ダーデンスクール・オブ・ビジネス准教授である筆者のローラ・モーガン・ロバーツは主張する。従業員が職場で本当の自分でいることも、あえて周囲に埋没することもできるように、自分自身のあり方を選択できる環境をつくり出す必要がある。
論文「DEIを推進する企業は4つの『自由』を追求すべきである」では、企業が4つの自由を追求するための具体的な方策を示している。
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DHBR電子版の無料会員にご登録のうえ、対象論文をダウンロードください。
『ハーバード・ビジネス・レビューが贈る リーダーを支える365の言葉』
[編]ハーバード・ビジネス・レビュー編集部
[訳]DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー編集部
[内容紹介]世界のリーダーが一歩先を見通すために読んでいる有数のマネジメント誌『ハーバード・ビジネス・レビュー』から、時に頭を揺さぶり、時に心の拠り所となる、至高の金言を厳選。従業員エンゲージメント、生産性、心理的安全性、信頼性など、リーダーやリーダーを目指す人にとって最も重要なトピックをこの1冊に凝縮。
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