感情のコントロールは、リーダーに不可欠なスキルである
サマリー:予定がぎっしり詰まった慌ただしい日々の中で、学習に時間を割くことは意外と難しい。そんな毎日を過ごす中でも1日1ページめくるだけで、自身を問い直し、重点課題を見つけ、あなたが成長するきっかけを与えてくれるのが、書籍『リーダーを支える365の言葉』だ。本連載では、同書から珠玉の一節をご紹介していく。今回は、EQ(心の知能指数)を提唱した心理学者ダニエル・ゴールマンによる論文「EQが高業績リーダーをつくる」の一節を紹介する。

 予定がぎっしり詰まった慌ただしい日々の中で、学習に時間を割くことは意外と難しい。そんな毎日を過ごす中でも1日1ページめくるだけで、自身を問い直し、重点課題を見つけ、あなたが成長するきっかけを与えてくれるのが、書籍『ハーバード・ビジネス・レビューが贈る リーダーを支える365の言葉』だ。本連載では、同書から珠玉の一節をご紹介していく。

 今回は、EQ(心の知能指数)を提唱した心理学者ダニエル・ゴールマンによる論文「EQが高業績リーダーをつくる」の一節を紹介する。

感情や衝動を制御する

 あなたが自分の感情や衝動をコントロールできていると、職場に信頼と公平性が生まれる。したがって、セルフレギュレーション(自己調整)は、リーダーに不可欠なスキルだ。そのような環境では、駆け引き、離職率、内輪揉めが減り、生産性が向上する。

 また、自己調整は、競争力の観点からも重要だ。感情をコントロールできる人は、どんなキャリアにも大なり小なり起こる変化に適応できる。自分にはそうした特性が欠けていると感じたら、自己調整を高める方法を探ろう。機嫌の悪い時や強い衝動が起きた時に、それをコントロールし、味方につける方法を考えてみよう。

「EQが高業績リーダーをつくる」
ダニエル・ゴールマン

参考論文「EQが高業績リーダーをつくる」とは

 企業で働く人なら、「リーダーの選抜」の難しさについては十分理解できるだろう。リーダーのスタイルもさまざまなら、状況によって求められるリーダーシップのスタイルも違っており、適切なリーダーを見極めるのは非常に難しいのだ。「こころの知能指数」(EQ)の働きを、コンピテンシー・モデルの分析から調査したところ、優れたリーダーはEQが非常に高い、ということがわかった。

 本論文「EQが高業績リーダーをつくる」では、EQの5つの因子を取り上げ、それがビジネスの現場でなぜ必要で、どのような作用をしているのか、その能力を見極めるにはどうすればいいのかを解説している。

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