「スーパーテンプ」とは

 エド・トレビサーニは、学校から戻ったばかりの小さな息子たちと団欒するのが日課である。さらに彼は、ボーイ・スカウトのリーダーを手弁当で引き受け、非営利団体の理事を務めながら、フィラデルフィアやその周辺の大学でマネジメントを教えている。

 おまけに彼は、平日の真っ昼間に裏庭のポーチでくつろぐ姿もよく見かけられている。それでいて、IBMやプライスウォーターハウスクーパースのパートナーだった時と同じ水準の収入を保っているのだから、なかなかのものである。

 トレビサーニは、ペンシルバニア大学ウォートン・スクールでMBAを取得し、ゼネラル・エレクトリック(GE)に在籍した。現在は複数のフォーチュン500企業を顧客とし、大型プロジェクトを取り仕切るほか、企業幹部に向けてオペレーション、変革マネジメント、合併案件についての助言を行っている。これらの役務は皆、有期契約に基づいた独立請負業者という立場で提供しているのだ。