スタートアップとエージェンシーのコラボ

:そういう話を聞いていると課題に対するアプローチが既存のエージェンシーとはことなる手法だよね。コミュニケーションをつくるというよりは、新しいサービス自体を開発しようというアプローチ。

中村:そうですね。テクノロジーに精通したスタートアップや個人がすぐにでも挑戦できるカテゴリーだと思いますよ。そういう点にも僕ら審査員は可能性を感じたわけです。

:今後、エージェンシーとITのスタートアップが組んで仕事をしていく可能性も大いにあるね。

中村:そうですね。PARTYではすでにそういうプロジェクトを始めているんですよ。

:それから、僕はPRエージェンシーとモバイルのクリエイターとのコラボレーションの可能性も感じた。ケータイで社会の課題解決をしているケースが多かったね。こういうアプローチを見ているとモバイルは企業のCSR活動にすごく使えるツールだと感じるな。

中村:そういう可能性もあるかもしれません。課題解決そのものがPRになるなら、モバイルテクノロジーは相性がいいのかもしれませんね。