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エコシステムで問題解決に挑む
どの企業でも現在、〈フェイスブック〉のようなコミュニティづくりが業務の一部となっている。それは、eコマースを行わない従来型のB2B企業も例外ではない。企業のリーダーには、コミュニティの主宰者となり、自社のエコシステムを構成する顧客、サプライヤー、従業員、パートナー、市民、規制当局を巻き込む努力が求められる。
そのために有効なのは、これら利害関係者たちに、企業とつながり、互いに交流し合う手段を提供して、彼ら自身や所属組織にとっての価値を創出する新しい方法を常に編み出すように促すことである。
このアプローチは、顧客へのマーケティングや販売活動、業者からの資材調達、従業員向け人事方針の策定など、特定のプロセスを通じて関係者を管理する従来の方法とは大きく異なっている。従来のやり方は、たえず変化に適応することよりも、反復とコンプライアンス(法令遵守)を目的としているため、自然に進化していかないという欠点がある。