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「夢の職場」と呼ばれる条件
世界で最も働きがいのある会社をつくりたいとしよう。それはどんな会社だろうか。我々は3年にわたり、世界中で行った調査やセミナーで、数百人の幹部に理想とする組織とはどのようなものかを説明してもらい、その答えを探ってきた。この課題に取り組んだのは、「リーダーとして本物であるか」と「リーダーシップの有効性」との関係を探る、我々の研究がきっかけとなった。
一言で言うと、「この人は本物でない」と感じられるリーダーに社員はついていかないということだ。ところが我々が調査した幹部たちは、自分がリーダーとして本物であるためには、本物の組織のために働いている必要があると明言したのである。
彼らは何を言いたかったのだろう。当然ながら、多くの回答はきわめて具体的なものだった。しかしそれぞれの環境や業界、個人的な野心の違いを超えて、次の6つの共通する基本原則を見出すことができた。この6つを合わせると、社員に最高の仕事をさせることで、自社の持てる力を最大限に発揮する組織の姿が浮かび上がる。