消費財の一般的な成功率は50分の1~60分の1といわれるが、何と4分の1という驚異的な数字を実現している企業がある。また、後発だったにもかかわらず、全米第5位に上り詰め、ついには総合金融業へと転身を遂げたクレジット・カード会社がある。どちらの企業も、これまでの経験や直感だけに頼ることなく、科学的実験による検証と学習を繰り返して成長してきた。このような「ビジネス・サイエンス」を活用して成長してきたアマゾンやグーグル、シアーズやサブウェイ、ウェルズ・ファーゴなどの例をひも解きながら、科学的実験の可能性を検証する。