ハーバード・ビジネススクールは2007年12月、「創造性、起業家精神、組織の未来」と題した2日間のセミナーを開催した。このセミナーには、ノバルティス、グーグル、IDEO、Eインクなど、革新性で知られる企業のビジネス・リーダーに加えて、クレイトン・クリステンセンやロバート・サットン、ハワード・ガードナー、ジェームズ・マーチといった、イノベーションや創造性を専門とする第一線の研究者たちが参加し、組織における創造性の役割と仕組みについて、白熱した議論を繰り広げた。ここでの議論を振り返りながら、創造性とリーダーシップの関係、そしてそこに横たわる新旧の課題について考察する。