中国の合弁企業、中聯編物(チョンリャンビアンウ)は、輝かしい成功を収めた企業として現地の評判は高い。しかし、董事長であるマイク・グレイブスは撤退を考えている。成功とはいっても、アメリカ本社からの期待値に届かないばかりか、さらなる拡大を求める中国側のパートナーの期待に応えれば、利益はますます先細っていくのがわかっているからだ。とはいえ、競合他社も似たような状況で、中国市場の発展性を考えれば、いま決断するのは何とも時期尚早に思える。