グーグルが教えてくれたムーンショット

「ムーンショット」と聞くと忘れられないことがある。

 僕がCFOを務めたヒト型ロボットSCHAFT(シャフト)をグーグルに売却した2013年のことだ。スマートフォン用OS、Android(アンドロイド)を開発したアンディ・ルービンが東京にあった僕らのオフィスを訪ね、「ドリームチームに入らないか」と持ちかけてきた。

 ドリームチームとはいったい何だろうか。そう考えていると、アンディは自身の夢について話し始めた。