戦略の本質に立ち返るとは、いかなることか。それは、顧客の真の求めに応えることにほかならない。しかし、ほとんどの企業がライバルとの競争に目を奪われている。海外のライバルと競争するグローバリゼーションの時代において、戦略は事業環境や産業構造に規定されるべきではなく、顧客ニーズを出発点にプランニングされなければならない。ヤマハの自動演奏ユニット、花王の入浴剤など、競争優位ではなく顧客価値に軸足を置くことで成功した日本企業の事例をひも解きながら、「戦略とは何か」を考える。
これより先の閲覧にはログインが必要です。