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新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐために、多くの企業がリモートワークを導入している。突然、自宅での仕事を余儀なくされた社員の中には、混乱したり、不安を抱えたりしている人も少なくない。マネジャーはこの問題をどう解決すべきなのか。本稿では、いますぐ実行できる5つのサポートを紹介する。


 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により不確実性が高まっている状況を受けて、多くの企業や大学がリモートワークを導入し始めた。米国では就労人口の4分の1近くがすでに、少なくとも一部の時間に在宅勤務を行っているが、多くの働き手とマネジャーは、いまはじめて同僚たちから離れて、オフィスの外で仕事をすることになった。

 理想を言えば、リモートワークの指針を明確に定めて、前もって丁寧な研修を施すに越したことはない。しかし、今回のように、危機が持ち上がったときや状況が急速に変化しているときは、それができない場合もある。

 幸い、準備時間がほとんどない中でも、リモートワーカーのエンゲージメントと生産性を向上させるために、マネジャーが手軽に採用できる具体的な方法論が科学的に実証されている。