期待外れに終わる
マーケティングテクノロジー

 あるコングロマリットがコンバージョン率を高めようと、サードパーティ製ソフトウェアプラットフォームの導入契約を締結した。このプラットフォームは新規リード(見込み客)を創出し、優先順位をつけられると謳っていたが、得られる見込み客がぱっとしないだけでなく、他の営業ツールとの連携もうまくいかなかった。

 そこで、営業担当者は新規顧客の獲得よりも既存顧客への売り込みに力を入れた。そのほうが簡単で、成果も上がったからだ。かなりの時間とコストをかけたにもかかわらず、導入したプラットフォームは放置され、営業チームは次にどうすべきか途方に暮れた。

 別の企業では、上級幹部がソフトウェアの展示会に出向き、ある企業が展示していたウェブベースのコンテンツ管理システムにほれ込んだ。データの視覚化が際立って優れていたからだ。