
コロナ禍を機に、自分にとって仕事とは何かを熟考する人が増えている。その結果、自分にふさわしい組織やポジションを求めて、多くの人が退職に走る「大退職時代」が到来しつつあるのだ。だからといって、安易に離職してはいけない。そもそも、本当に辞める覚悟ができているかどうかを自問するところから始めて、決断した後も適切なステップを踏むことが欠かせない。本稿では『ハーバード・ビジネス・レビュー』の執筆陣による「最善の辞め方」を紹介する。
あなたもおそらく、「大退職時代」(グレート・レジグネーション)という言葉を耳にしたことがあるだろう。この数カ月、退職を考える人があらゆる場所で増えているという調査結果が次々と発表されている。
地球規模のパンデミックをきっかけに、私たちの多くが自身のキャリア、そして会社に何を求めているかを考え直しているようだ。堅調な雇用市場も、変化を求める自由を後押ししている。
そうした多くの人々と同じように、あなたも会社を辞めることを考えているなら、どう実行するのが最善かを思案していることだろう。
幸いなことに、『ハーバード・ビジネス・レビュー』には、このテーマについて長年の豊富な蓄積がある。そこでアーカイブを掘り起こし、最良のアドバイスをお届けしたい。
最初のステップはもちろん、決断することだ。