
HBR Staff
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急速に変化する環境に適応するために、従業員はみずから学び続けることが必要だと、経営者は口を揃える。ただし、彼らが誤解している点がある。生涯学習の最大のモチベーションは、仕事を失うことへの恐怖ではない。恐怖を煽るのではなく、人が本来持っている「探検家の情熱」を呼び覚ますことが学習の動機になると、筆者は指摘する。
私たちを取り巻くテクノロジーと戦略の急速な変化に対応するには、すべての従業員が生涯学習に励むことが必要だと、経営者は異口同音に言う。
だが、従業員の学習を推進すべきエグゼクティブやタレントマネジメントの担当者は往々にして、何が人を真の学習へと駆り立てるのか、すなわち単に既存の知識の伝達ではなく、新たな知識の創造へと駆り立てるものは何かを考えていない。その結果、多くの企業は、イノベーションを起こし、顧客の変化するニーズに対応するために学習しようという、従業員の意欲を高められずにいる。