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組織のダイバーシティ向上に向けて、無意識のバイアスをなくし、インクルーシブリーダーを育てることがますます重要になっている。その一方で、意識的に相手を差別したり、排除したりしようとする「エクスクルーダー」の存在が問題となっている。特定の社会的グループに属していることを理由に、彼らが一部の同僚に差別的な態度を取り続けることで大きな不利益が生じ、不平等が改善されるどころか逆に根づいてしまいかねない。本稿では、「腐ったリンゴ」であるエクスクルーダーを特定し、適切に対処するための具体的方策を論じる。
「アンコンシャス(無意識)バイアス」と「インクルーシブリーダーシップ」は、ダイバーシティ(多様性)を語る際のキーワードになりつつある。両者に関連する研修が適切な運用に基づいて実施されることは、ダイバーシティとインクルージョンに理解ある従業員を育成し、維持するためのカギを握る。最近の研究がそのように強調していることを考えれば、これは理にかなった現象である。
では、周囲から疑いようもなく、意図的にバイアスを発動するリーダーに対して、企業はどう対応すべきだろうか。