たった1日で所管事業を失う
危機に備えるにはどうするか
さて、DHBRの今号は2本の特集をお届けします。特集1「リーダーシップの転換点」の概要については、別記事「これからのリーダーには謙虚さと共感力が求められる」に譲ります。
特集2は「これからの危機管理」と題して、アフガニスタンやレバノンなどの紛争地域で生き延びた企業や団体の研究を基に、混沌とする世界においての新たな危機管理法を伝えます。中心論文では「危機に対処するのではなく危機に備えよ」と投げかけます。
危機管理といっても、戦争や紛争を想定することは難しいかもしれません。それでも、たった1日で所管する事業が失われてしまうとしたらどのような時か、それに備えるとしたら何が必要か。その危機を冷静に見積もることが肝心です。
この春、立場が変わった方も多いはずです。いま一度、危機管理法に考えを巡らせてみてください。
(編集長・小島健志)