4. 自分のボキャブラリーを見直す
よくある英語のスラングの多くは、別の意味合いや由来があるため、使用を避けるべきだ。たとえば、退屈や単調という意味のスラング「レーム」(lame)は、もとは足が不自由であることを意味した。同様に、集団重視的な行動を揶揄する「トライバリズム」(tribalism)や「トライバル・マインドセット」(tribal mindset)は、植民地時代の先住民に対する人種的偏見を示す表現だ。自分の語彙を積極的に見直して、誰かを疎外するようなスラングを使っていないかチェックしよう。
5. 同僚の祝祭に加わる
ダイバーシティのある職場とは、さまざまなバックグランドを持つ人たちの集まりであり、それぞれにさまざまな祝祭がある。宗教的なもの(イスラム教のイードなど)もあれば、歴史的な祝祭(プライドや黒人歴史月間など)もあるだろう。こうした機会を誰もが祝福したり、イベントに参加できるようにしたりすることは、個人主義を認める素晴らしい手法である。さらによいのは、こうした機会を、異なるバックグラウンドの同僚と祝福できるようにすることだ。そうすれば、心理的安全性を構築できるだけでなく、職場に受け入れられていると感じ、やる気を高めることができる。
6. クリエイティブなチームづくりをする
チームづくりのための活動を企画する時は、全メンバーの都合と関心を考慮に入れよう。交流イベントがいつもパブでの飲み会なら、家族の介護をしている人や、子育て中の人、リモートワーカー、そしてお酒を飲まない人は参加できない可能性がある。それよりも、オンラインでお茶の時間を設けて雑談をしたり、ボランティア活動を企画したり、ピクショナリーやトリビアなどのゲームを検討したりしよう。全員ができるだけ多くのチーム活動に参加できるようにすると、みんな一緒に楽しめ、チームの絆が真に深まるはずだ。
7. 好奇心を持つ
自分とは異なるバックグラウンドを持つ同僚とのコーヒーやランチを予定しよう。深く立ち入りすぎないよう注意しつつ、相手の社内外での経験に関心を持とう。そこで学んだことを生かして、ほかにもインクルーシブな同僚としてできる小さな行動はないか考えてみることだ。
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職場のインクルージョンとは、決まり切った1回限りの奉仕活動ではなく、常に進化し続けるものだ。したがって、職階に関係なく、誰もが互いに包摂されていると感じられるようにするために、全従業員が貢献する必要がある。あなたの周囲でインクルージョンを育むためには、インクルーシブな行動を構築して、それが習慣となって自動的に行われるようになるまで定期的に実践しよう。こうした小さなアクションから始めれば、あなたのチームのインクルージョンのレベルを高めることができる。
"7 Small Ways to Be a More Inclusive Colleague," HBR.org, February 02, 2023.
            
    
    

  
  
  
          
          
          
          
          


