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5社の優れた企業
HBR編集部が以下に特集するのは5社の「優れた」企業である。これら5社は「地域社会との関わり」、「労使関係」「環境保護」「コーポレート・ガバナンス」「サプライチェーンの持続可能性」に口先だけの賛意を示すのではなく、行動に移している。
HBR編集部も、我々が助言を求めた学識者も、これら5社を世界で最もCSR(企業の社会的責任)に優れた企業と認めてきたわけではない。しかしそれぞれ、先に挙げた分野の一つ以上で優れており、これを社内の論理に組み込むことで社会貢献を実現している(ロザベス・モス・カンターは今号24ページに掲載の論文で、すべての企業にとって社会貢献は責務と語る)。
またこれら5社はビジネス上も成功を収めている。企業として正しいことの実践と、最終損益という重大な問題は相反しないという動かぬ証拠である。遠大集団(ブロード・グループ)の創立者兼会長である張越(チャン・ユエ)は、「企業の『存続』と『成長』は社会的責任と同義」と主張している。