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説得が必要な時に活用できるフレームワーク
あなたの肩書きには「マーケティング」や「セールス」という言葉は含まれないかもしれないが、それでもピッチが必要なビジネスに携わっていることだろう。ほとんどの仕事では、他者に影響を与え、説得し、納得させる能力が求められるからだ。
朝の定例会でチームプロジェクトに別のアプローチを提示する時も、昇進の働きかけをする時も、近所の人に自宅前の袋小路をピックルボールのコートにするアイデアを支持してもらおうとする時も、あなたはピッチをしている。
効果的なコミュニケーターになりたければ、仕事でも日常的なやり取りでも、自分のアイデアやコンセプト、考え方を他者に売り込む方法を知る必要がある。
ピッチを成功させるためには、何よりもオーディエンスが重要だ。あなたのピッチは、理解しやすく適切で、難なく納得できるものではなければならない。強引な戦術や明らかな仕掛け、トリックは使わずに、だ。そして、今日のように意見が飛び交い、注意が持続しない世界では、簡潔でなければならない。
ピッチのスキルに関する本は膨大にあり、膨大な量のトレーニングコースもある。しかし、これほど多くのコンテンツがあるにもかかわらず、簡潔で自発的なピッチの方法についてのアドバイスや指針はほとんど見当たらない。そこで筆者は、簡潔で覚えやすく、実行しやすいピッチの構成をまとめた。
次の4つのシンプルなセンテンスを使えば、必要な時にその場で具体的かつ簡潔で、繰り返し使えるピッチをつくることができる。
「もしあなたが……できるとしたらどうだろう」(あなたの製品、サービス、アイデアによって何が可能かを詳細に説明する)
「そうすれば……」(聞き手にとって重要で関連性のある目標につなげる)
「たとえば……」(物事を具体化し、既存の魅力を示す)
「それだけではない……」(潜在的なさらなる将来の機会を示す)
この構成が従来の営業の場面でどのように使えるか、例を見てみよう。