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次の昇進機会に向けて、あなたがすべき4つのこと
本稿は、職場のエキスパートであるエイミー・ギャロが、よくある厄介な人間関係の問題に関する相談に答えるコラムである。
あなたのいら立ちはよくわかります。期待していたこと(しかもあなたの場合は約束されていたこと)が実現しないと、とてもがっかりしますよね。もちろん、そういう経験をしたのはあなたが初めてではありませんし、あなたが最後でもないでしょう。昇進の見送りは非常によくあることで、残念ながら、あなたのように理由はわからないことも多いのです。実績が理由かもしれませんし、社内政治や会社の戦略変更のせいかもしれませんし、はたまた経済情勢の変化を受けて経営陣が昇進や昇給に消極的になったからかもしれません。
昇進プロセスが不透明な組織は少なくありません。どのような基準で、どのタイミングで、最終的に誰が昇進するかは明らかになっていないことが多いのです。優れたマネジャーは、昇進のプロセスや関連要因をもっと明らかにして、もっと透明性を高めようとします。そうすれば、もっと公正な昇進プロセスになるだけでなく、不可避的に紛れ込んでくるバイアスを減らして、より公平な昇進を実現できるでしょう。
あなたの落胆には同情しますが、この状況を自分のこと、そしてチームにおける自分の立場、さらには新しい上司との関係について学ぶ機会と考えることをおすすめします。たしかにあなたにとっては挫折であり、プライドが傷ついた部分もあるでしょう。でも、そのせいで完全に落ち込む必要はないのです。
そこで、現在の状況を切り抜け、新しい上司との関係を改善しつつ、将来の昇進に備えるためにできることを考えてみましょう。
1. 上司ともう一度話をしてみる
あなたがすでに新しい上司と話をし、その回答に満足していないことはわかっています。ですが、もう一度上司と面談をして、現在のチームにおけるあなたの将来について、率直に話し合うことをおすすめします。またも会社の公式見解を繰り返されたり、離職防止研修で学んだ戦術やせりふを聞かされたりするかもしれませんが、少なくともあなたはできることをすべてやったことになります。
上司と話をする際について、いくつか提案があります。
自分の気持ちと懸念を伝える。自分の失望をはっきり伝えるとともに、昇進を見送られた理由を知りたいことを明確に伝えましょう。「以前にも話し合ったことですが、まだ失望感を払拭し切れません。昇進のプロセスや決定の経緯をもう少し理解できると、とても助かるのですが」といった聞き方ができるでしょう。相手がどのくらい包み隠さず話してくれるか、昇進プロセスについて明確な基準を教えてくれるか、耳を傾けてみてください。その結果、上司の考えや狙いをある程度理解できて、より透明性の高い仕事関係を求めていることが伝えられれば最高です。