仕事と人生に悩みは付き物

 仕事、人生、そしてその意味についての悩みは新しいものではない。生きる目的、働く目的はどうやって定めるのだろうか。やりたい仕事や、なりたい自分を大きく左右するような変化に対処したり、変化をみずから起こしたりするためには、どんなことが役に立つのだろうか。働き手として、人間として、大小さまざまな困難をどのように乗り越えるべきなのだろうか。

『ハーバード・ビジネス・レビュー』(HBR)ビッグアイデアシリーズの特集論文では、あなたの価値観や目標を知る手段として、あなたの人生に戦略的フレームワークを当てはめることを勧めている。その枠組みは、あなたが意図したにせよ、しなかったにせよ、人生の岐路に立った時、そして困難な時を導いてくれるはずだ。

 本稿は、仕事とやりがいがどうしたら交わるのか、そして自分にとって本当に大切なものは何かという深い問いに立ち止まり、自問することがなぜ大切なのかという、このシリーズが取り組んでいるテーマへの一つの解となっている。