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リーダーが実際にやっている仕事は
正しく理解されていない
経営の上層部は、権謀術数渦巻く不可思議の世界である。その住人の数は少ないが、彼らは、一般の管理職や世間の人たちにすれば、支離滅裂なメッセージを発することが多い。
経営陣にまつわるエピソードに、虚構や幻想、風刺が多いのは、この世界を直接見聞して書かれたものがないからかもしれない。
実際、以下のような通説がまかり通っている。
・ピラミッドの頂点に上り詰めれば、日々の煩わしさが減る。
・経営陣の一郭ともなれば、社内で起きていることはもれなく把握しており、必要な資源も何でも利用できるため、より優れた意思決定を下せる。
・経営陣の一日は、広範な方針について決定し、明確な目標を設定することに費やされている。
・経営陣の主な活動は、長期計画を概念化することである。
・大企業のCEOは、自社の社会的役割について深く考えている。