いかなる業界でも不況に見舞われることがあるが、その際の対応が経営者の指導力のバロメーターとなる。一九九七年にノベルのトップに就任したエリック・シュミットは、わずか四年で崩壊寸前の状態にあったノベルを救済した。本稿はその間の戦略や経営方針について語ったものである。