前回も書いた通り、「トコトン伝える力」には、英語が上手いか下手かは関係ない。
英語の点数なんかよりも、英語の上手下手よりも、もっともっと大切なことがある。
では、その「本当に必要とされている英語力」をつけることにはどうしたらいいのか。
それを考察することが、この連載の目的なのであるが、まず第一に大切なトレーニングはこれだと思う。
「本当に必要とされている英語力のトレーニング1」:英語で大声で叫ぶこと
英語で思いっきり叫ぶ。数百メートル先の人に英語で大声で叫んで何か伝える。腹から声を出し、大風量で気道を、喉を震わせ、全身をつっぱりながら、大声で英語を口から放つ。
そもそも異文化に乗り込んで行くのだ。言葉も文化も違うアウェーなのだ。そのギャップを埋める何かがないと、なかなか相手になんかされない世界に行っているのだ。英語力があるかないかなんて付き合うか付き合わないかは決まらない。まずは人間としての強い存在感を示さなければならないし、さらに、全身全霊でぶつかっていかなければ乗り切れるような壁ではないのだ。英語力が高いだけでは何にもならないのだ。
「叫ぶトレーニング」の効能はふたつある。