異業種の参入やベンチャー企業の台頭により、当たり前と思っていたビジネスモデルが通用しなくなり、新たな競争が生まれるようになった。こうした変化に対応できずに淘汰された企業も多く存在するが、どうすれば既存企業は事業を守りつつ競争に打ち勝つことができるだろうか。約20年前に「デコンストラクション」の概念を提唱し、さらにその発展として「異業種競争」について論じた内田和成教授は、既存企業には、いま守りの戦略にも目を向けるべきと説く。本稿では、新たなプレーヤーが持ち込む競争を4つに類型化して、既存企業がこれにどのような防衛戦略で挑むべきかを、明らかにする。
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